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システム会社の行動原理
建設業の情報化 Vol.1
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残暑お見舞い申し上げます。
お盆休みも終え、今日からお仕事の会社も多いかと存じます。
私は昨日、地元町内会の神輿を担いだ影響で、
肩の痛みを我慢しながらお仕事しています。
これから建設業の情報化についてシリーズでお話してみます。
今更なんだ。と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
シリーズの最後に解決事例を紹介するつもりですので、
暫くお付き合いください。
世間で情報化社会と言われるようになり、
建設業もOA化の推進から始まり、
CADの導入、建設業CALS構想、CI-NET(電子取引)、
建設業向けERP、等々のIT用語が次々と噴出してきましたが、
建設業の情報化は遅々として進まない印象を持っているのは、
私だけではないと思います。
一昔前に比べると、手書きの図面を提出することはなくなりましたし、
パソコンを使わないで書類を作成する方も今は皆無だと思います。
私自身、今はシステム導入のコンサルティングを行っていますが、
以前は、工事現場でシステムのユーザーであり、
社内に居る時は、システム導入側の担当者も務めました。
その当時の経験から感じたことは、ゼネコンもシステムベンダーも
発想・行動原理が似通っていると言うことです。
一般的には、下記のようなイメージではないでしょうか。
建設業 → 昔からの産業 → 昔からの手法
情報通信 → 先端産業 → 新しい手法
私自身、工事現場でのシステムユーザーであった頃は、
どちらかと言うと、
上記のように本質的に異なるイメージを持っていました。
しかし、会社のシステム担当を務める頃から、お互いの類似点を感じ、
建設業よりもどんぶり勘定の印象すら持つようになっていました。
例外的なケースだったのかもしれませんが、
全社的システムの導入等の場合その印象を強く感じました。
「そんなこと前から知っていたよ。」
と言う声も聞こえてきそうですが、
次回は、その背景についてご紹介します。
では、次回をお楽しみに