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品質管理システム運用の留意点
品質管理シリーズVol.4
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「民主、圧勝第1党/与党が過半数割れ」
今朝の新聞各紙の一面を飾っています
「政治も経済もこのままではいけない」ということでしょうか。
今回は、品質管理シリーズの第四弾です。
品質システムを効果的に使用する留意点を私なりに解説します。
他のシステム(ソフト)にも言えることですが、
システムを使うと「仕事を覚えない」「返って品質が下がる」
という批判を頂くことがあります。
システムの利点を生かすも殺すも使い方次第とよく言われています。
特に会社として導入する場合は、その運用方法に依存するようです。
そこで、品質システムの効果的運用のについてのポイント
として以下の2点が挙げられます。
1)システム導入効果の中期的ビジョンを設定する
2)システムの活用範囲を設定する
上記は、システム全般についても言えることですが、
1)に関して、
会社が将来的にこのシステムで得られたデータをどのように活用するか。
品質システムを用いて得られたデータを今後どのように活用するか。
例えば、竣工後の定期検査に活用する。リフォーム営業に活用する。
上記のような計画がないと、
データ作成の作業が無駄になってしまう可能性がありますので注意が必要です。
2)についても上記と関係する話ですが、
作業所の効率化だけが目的で導入を検討する場合、現場の規模や監理者からの要求度合いにより限定されます。
また、使用するシステムにおいても機能を限って使用する方が導入効果が得られることがあります。
例えば、全ての情報を電子化する場合は、PC、デジカメだけでなく、
タブレットPCやPDAの活用も視野に入れる必要がありますが、
会社の運用形態によっては、タブレットPCやPDAは導入効果が期待できない場合があるようです。
特に平面図を電子化して現場内でタブレットPCやPDAを持ち歩くより、
紙を持ち歩いた方が効率的であるケースが多いようです。
但し、携帯電話やPDA等のハードウエアは、日進月歩の進化が目覚しいので、
ある時期に一気に解決してしまうかもしれません。
寧ろソフト開発が追いつかないのが現状かもしれません。
これらの点から品質システムについて、
ハード・ソフト両面の適用範囲の吟味が、システム利用の留意点と感じています。
他にも留意点あるかと思いますので、もし宜しければご意見お待ちしています。
皆さんの会社における運用イメージに繋がったでしょうか?
今回、長くなりましたのでこの辺で