テニスの錦織圭選手は、
RBCテニスチャンピオンシップス・ オブ・ダラス
で復帰後初優勝。
再び錦織選手の快進撃なるか。
期待が膨らみます。
本日の一枚は、両国国技館です。
正式名称は、国技館。
東京都墨田区横網一丁目にある
大相撲の興行のための施設で、
相撲以外のイベントにも使用されています。
収容人数。11,098人、地下2階、地上1階、
延床面積35,700平米、高さ39.6メートル
設計は、鹿島建設・杉山隆建築設計事務所の共同設計。
1833年(天保4年)から回向院で
相撲興行が行われていたことから、
それを「国技館」と称して
両国の地に開館したのが明治42(1909)年。
最初の国技館、「旧国技館」は
辰野金吾とその教え子の葛西萬司が設計。
これは、日本初のドーム型鉄骨板張の建物で、
洋風建築ながら、
屋根は法隆寺金堂を模していた。
とのこと。
その後、国技館はその後蔵前に移り、
昭和60(1985)年初場所の
国技館が3代目に当たります。
今の国技館は相撲興業日以外も有効に使えるように、
土俵と一階桝席は可動式で収納して
多目的利用のできる施設となってます。
屋根の面積は8,360平米。
雨水を地下にある1,000立米の雨水槽に
貯留して国技館で使用する雑水の
70%をこの雨水で賄っています。
震災時にはこれを非常用生活用水として利用。
日本最大規模の先駆的な雨水利用システムです。
また、大雪が降ったときは、
屋根の頭飾り部分からこの雨水を噴出し、
雪を溶かすこともできるのです。
更に自家発電できるように自家発電装置を
バックアップ用と併せて2台設置し、
年間2500万円もの電気料金の節約を実現したそうです。
省エネ、防災施設の先駆け的な存在だったのですね。
イベントを盛り上げる一方で、
静かに、地域の安全・安心を支えているのだと、
感じた次第です。
では、次回をお楽しみに